それは捨て銭か

先日、
家族を連れてショッピングセンターに行って来ました。

11才の娘と、7才の息子は大はしゃぎです。

店内で走り回ったり、
商品を乱暴に扱ったり、
何度注意されても、
ふざけてはしゃいでいる様子です。

そんな中、
子供たちは、
展示されていたキックスクーターに乗り、
商品の一部を破損させてしまいました。

その後、
お母さんに怒られた後、
吉田の元にやって来て、
「壊してしまった。どうしよう。」
と言っています。

壊れた箇所を確認してみると、
自宅に持ち帰れば直して使えそうな感じでした。

しかし、
キックスクーターをふざけて破損させ、
買い取って家で使うとなると、

子供たちにとっては、
ラッキーな出来事だったと勘違いさせてしまう
可能性がある訳です。

そこで、
キックスクーターをレジに持って行き、
大変申し訳ありませんが、
子供たちがこちらの商品を破損させてしまいました。
なので、商品代をお支払いたいと思います。

商品は必要ないので、
置いていっても良いですか？
大変申し訳ありませんでした。

と言って子供たちの目の前で、
商品代金約4,000円を払い、
一緒に謝ってから
商品は受け取らず帰宅しました。

次の日の朝、
吉田の机には、
「昨日はごめんなさい、べんしょうのお金」
と書かれた封筒が置いてありました。

中には、
お小遣いをかき集めた1000円が入っていました。

すぐに封筒を娘に返し、
次からは気を付けましょう！

と言って娘を励ましました。

自分たちがやってしまった事を受け止め、
反省している様子です。
また、レジで商品を受け取らずに現金を支払ったと言う事が、
どういう事なのか、
なんとなく分かったのかも知れません。

恐らくあの時、
勿体ないと思って、
キックスクーターを持ち帰ってしまっていたら
このような結果にはならなかったかも知れません。

勿体ないと言う気持ちをグッとこらえ、
何が一番重要か冷静に考えた結果、

無駄に支払ったと思われた4000円が
実はとても価値ある投資になっていたのかも知れません。

子供たちの成長を期待します。

※お金に関する教育は、
やり方によっては
トラウマになったり逆効果になる可能性があるので、
良く観察しながらやると良いかも知れませんね。